令和4年10月20日(木) 町村議会事務局職員研修会
出席した県内町村議会事務局職員=熊本市のホテル熊本テルサ
あいさつをする錦戸俊春副会長(苓北町議長)
令和4年度町村議会事務局職員研修会を10月20日、熊本市のホテル熊本テルサで開催し、県内の町村議会事務局職員約40人にご出席いただきました。
研修では、講師として元全国都道府県議会議長会事務局次長の鵜沼信二先生をお呼びし「議会改革の現状と課題」というテーマでご講演をいただきました。
鵜沼先生からは、議会改革の目的は、議会と住民の意識の乖離を縮小し、住民の理解と適正な評価を獲得すること、また住民の自治意識を向上させることで、議会の存在が住民福祉を実現することとしたうえで、審議過程の実質化に資する運営改革が必要とのお話がありました。
具体的には、公開の場での審議への移行や議員間討議の充実、委員会の所管事務調査の充実などを通じて審議の実質化と住民への情報提供を行うこと、参考人制度や住民報告会の充実など住民参加を推進すること、また事前説明、事前審査を見直し審議の形骸化を防ぐことや、適正な議員定数と議員報酬の確保、事務局体制の強化を図るといった必要性についてお話いただきました。