令和6年7月23日(火)町村議会常任委員長・議会運営委員長研修会
各町村役場からオンラインで出席した常任委員長・議会運営委員長ら(Zoom画面より)
ウェブカメラに向かい挨拶をする上田孝会長(美里町議長)
町村議会常任委員長・議会運営委員長研修会を7月23日、オンライン形式で開催し、県内町村議会の常任委員長や議会運営委員長など約140人にご出席いただきました。
研修では、明治大学農学部の小田切徳美教授を講師に迎え「人口減少問題へ対応策‐ぶれずに『地域づくり』を‐」というテーマでお話をいただきました。
小田切教授は、人口減少対策として、出生率の回復や格差是正は主に国がやるべきことであり、地方が行うべきことは「地域づくり」と国への本格的対策の要請であるとしたうえで、今年4月に公表された人口戦略会議の報告書について、地方を持ち出すのは筋違いであるとし、危機を煽るのではなく可能性の共有化を図らなければならないと指摘されました。
また「地域づくり」の要素は、人材、コミュニティ、しごとの創生であり、それぞれの考え方をはじめ、その到達点としての新しい動き、また「地域づくり」と田園回帰・関係人口の好循環が発生している一方で、地方部内部における「むら・むら格差」の拡大が起きている現状、地域住民と移住者や関係人口、民間企業など多様なプレーヤーが交錯しながら「地域づくり」を行っている「にぎやかな過疎」の実例などをご紹介いただきました。
ご講演をいただく小田切徳美明治大教授(Zoom画面より)