令和6年10月9日(水)第1回熊本県町村議会議員研修会
各町村役場からオンラインで出席した町村議会議員ら(Zoom画面より)
ウェブカメラに向かい挨拶をする上田孝会長(美里町議長)
令和6年度第1回熊本県町村議会議員研修会を10月9日、オンライン形式で開催し、県内町村議会議員など約370人にご出席いただきました。
研修では、大正大学の江藤俊昭教授を講師に「議会改革による『議員のなり手不足』打開の道―『住民自治の根幹』としての議会の作動 ―」というテーマでお話をいただきました。
江藤教授からは、今年4月に全国町村議会議長会が公表した「町村議会議員のなり手不足対策検討会」報告書を基に、議員のなり手不足を住民自治、民主主義の危機としてとらえ、議会独自の対策に止まらず、多岐にわたって総合的に解決していかなければならないとの指摘がありました。
また、議員報酬に関して、議員の活動量と、同じ公選職である首長の活動量との比較から適正な報酬額を導き出す「原価方式」の考え方や、議員定数の問題では、議会で多様な討議空間をつくることが重要であり、短絡的な定数削減を行うべきではないといったお話をいただきました。
講演をいただく大正大学の江藤俊昭教授(Zoom画面より)